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勤労奉仕には大きな意味がある

勤労奉仕というものを知っていますか?
 

言葉の感じがちょっとお堅いイメージを連想させるかもしれません。

正式には皇居勤労奉仕と言って、皇居と赤坂御用地の除草、清掃、庭園作業などをするボランティアです。
 

「なんだボランティアのことか」

と思った人もいるかもしれません。
 

しかし、この皇居勤労奉仕、ただのボランティアではないんですね。
 

そこには「天皇」や「日本人」という存在が、

どのような意味や意義をもつのかという大切なことが含まれているからです。
 

「大げさだな」

と言う声も聞こえてきそうです。
 

でも、多くの人の中でこれらのことが、かなり曖昧になっていることに気付いていません。

この曖昧さがいまの日本の足元、そしてあなたの足元をグラつかせているとしたら?
 

そこを紐解いていくと見えてくる景色も変わってくるはずです。

日本人は無自覚?

戦後の日本は国よりも個が大切という風潮がありました。

悲惨な戦争の体験がそうさせたのは十分に想像できます。
 

しかし、あまりにも極端に自らの国やアイデンティティーを貶めてきたのも事実です。
 

これ、他人事のように思っている人が結構います。

多くの人がテレビや学校教育の影響を受けていることに気付いていません。
 

自分がもし、

「国なんて関係ない」

「国より個が大切」

だと思っているなら、
 

その考えがどこからきたものなのかを一度考えてみたほうがいいかもしれません。
 

「自由がいいから」

くらいの答えは出てくると思います。
 

しかし、多くの場合それを論理的に説明できるだけの自覚がないことに気付くでしょう。
 
 

外国人が日本に来るとその配慮あるサービスに驚くそうです。

これらは日本人にとっては当たり前でも、日本という国を一歩外に出れば当たり前ではなくなります。
 

会社に勤めれば、縛られる面はありますが、安定した給料という面やその他の保証で守られています。
 

国も同じです。

日本の法律や規則に縛られることはあっても、日本という国にいるから守られていることもあります。
 

人は何かしらの関係性の中でしか生きられません。

個が大事、自由が大事といいながら何かしらの成約の中で生きるのが人間だと僕は思います。
 

世捨て人になるなら別ですよ。

確かに自由でいいかもしれませんが、野垂れ死にするくらいの覚悟も必要です。
 
 

日の丸反対、君が代反対を叫ぶ人たちがいます。

そこまでいかなくても国や民族というものに対しての意識が薄い人が多いように感じます。
 

日本人の国に対する無自覚さは、どこかフワフワして地に足がついていないという感が否めません。

『歴史から学ぶ』という決め台詞

「歴史から学ぶ」とよく言われます。
 

確かに大切なことだと思いますが、その反面で過去に縛られ過ぎてしまうという面が出てきます。

なぜなら常に視点が過去からスタートすると、その解釈やイメージに縛られてしまうからです。
 

それは過去に強い楔をうつようなものです。

その楔に足を取られて、いつもでも身動きができない。
 

それでは新たなよりよい未来を築いていく事は難しいです。
 

戦後の日本人は戦時中だけではなくて、それ以前のこと、

すなわち日本人という存在を否定してきたような風潮があります。
 

否定とまではいかなくても、自分が日本人だという思いが薄れていたのは確かです。
 

「世界平和」というのは多くの人が望むものです。

「人類みな兄弟」という言葉もあります。

確かに素晴らしいスローガンです。
 

そのような考えは地球市民という発想を生み出しました。
 

しかし、現実に、この地球上にはさまざまな民族が誕生して、さまざまな言語が存在しています。

それによって争いや憎しみが起こったのも事実です。
 

だからといって、民族や国を否定するというのはフワフワした空想論のように思えてなりません。

その違いを認め合えるようにするのが本当の意味での世界平和だと思うからです。
 

日本人がいくら自分たちのアイデンティティーを否定しようと他の国の人から見たら紛れもなく日本人なんです。

「なぜそんなに一生懸命否定するのか?」

そんな素朴な問いかけをそろそろ自分にしてみてもいいのかなと思います。

『天皇』という存在は唯一無二の存在

外国人が日本の歴史で理解するのが難しい面があるのをご存知ですか?
 

それは、朝廷と幕府という存在が両立していたということです。

日本人にとっては当たり前のように思えるこの関係性は外国には在り得ないシステムなのです。
 

「えっ?どういうことですか?」

と思ったかもしれません。
 

日本では武士が台頭するようになってからは幕府が軍事や政治を担ってきました。

これ、中学生でも知っていることです。
 

しかし、外国人にしてみたら

「なんで?」

ということになるのです。
 

外国ならこうなります。

幕府が朝廷を滅ぼして、全てを掌握する。
 

でも日本ではこれが起きなかったのです。

平安時代に絶大の権力を握っていた藤原家も、平家も外戚という地位にとどまりました。
 

室町幕府3代将軍足利義満や織田信長がそれを企んでいたという話はあります。

しかし、それをさせないような力が働き、朝廷という存在は守られてきたのです。
 

幕府が権力を握っても、権威はあくまで天皇という存在にある。

この認識が日本人の中には連綿と受け継がれてきたというわけです。
 
 

こんな話があります。

「天明の大飢饉」のとき一揆や打ちこわしが全国的に相次ぎました。

将軍がいる江戸も同様の被害を受けたのです。
 

しかし、天皇がいる京都御所だけは違いました。

御所の周りに7万人もの民衆が集まり、救いを求めて手を合わせたそうです。
 

これに対して、上皇や天皇、宮家、公家などから、りんごや茶や握り飯などが配られました。

それだけではなく江戸幕府に対して、民衆救済の申し入れをしたのです。
 

幕府はこれに応じて1500俵もの米を放出したと言われています。
 

天皇には権力がなくても権威がある。

これを民衆も分かっていたのです。

天皇は無私の祈りを捧げる祭祀王

11月23日には新嘗祭という儀式が行われます。
 

天皇が新穀を神にささげ、神と食を共にします。

そして『国安らかに、民安かれ』と祈られるのです。
 

元旦の四方拝に始まり、このような祭祀が厳かに黙々と行われているのです。

なぜなら、天皇は公(おおやけ)の存在であり、民衆のために祈る祭祀王でもあるからです。
 

勤労奉仕は昭和20年に空襲で焼失した宮殿を綺麗にするために宮城県内の有志が申し出たことが始まりだそうです。

それ以来、絶えず申し出があり、72年も続いている奉仕活動なのです。
 

勤労奉仕と言っても、皇居内の普段立ち入ることのできない場所を案内してくれたり、

天皇皇后両陛下や皇太子殿下に直にお会いできるご会釈というものを賜ることができます。
 

奉仕活動をしながら、もてなされているという印象があります。

そこには皇室と国民を結びつける深い絆を感じずにはいられません。
 

天皇は国民のために無私の精神で祈りを捧げ、国民は天皇の大御心を戴く。
 

そこにある尊敬と信頼が日本という国の根底にあるように思います。

それこそが世界に類を見ない『天皇』という唯一無二の存在が今日まで連綿と受け継げれてきた理由ではないでしょうか。

勤労奉仕があなたの人生観を変える理由

勤労奉仕に参加するとご会釈を賜ることができます。

天皇皇后両陛下と直にお会いすることができるのです。
 

僕は最後尾でしたが、それでも2mくらいの距離で天皇皇后両陛下の御存在を感じることができました。

直にお話をできるのは団長さんだけです。
 

しかし、その声を聞き、その表情を拝見して、その御存在を感じると目には自然と涙が浮かんできます。

御威光と言えば、ありきたりの表現ですが、

初代神武天皇から2677年、万世一系という連綿と受け継がれてきた御存在を

目の当たりにすると、言葉では表現できないものが湧き上がってきます。
 

きっと、日本人のDNAが反応しているのでしょう。

現在はさまざまな情報や知識が飛び交い、言葉の渦にのまれてしまう危うさがあります。
 

何が本当で、何が違うのか。

容易に判断することさえ難しくなっています。
 

知識や学問というものは大切なものです。

しかし、その知識や学問という世界に閉じこもり、自らが感じる感覚を

ないがしろにしていると大切なことを見失ってしまいます。
 

日本とは?

日本人とは?
 

それを知識を集めて定義付けることはできるでしょう。

でも理屈をいくら固めて理論武装しても、それだけで分かったことにはなりません。
 

勤労奉仕に参加して、皇居という場のエネルギーを感じる。

そして、なにより天皇皇后両陛下の御存在を間近で感じる。
 

この経験は知識をいくら集めても決して得られないものです。
 

それは、日本人という連綿と受け継がれてきたDNAが目覚めるようなものかもしれません。

受け止め方は人それぞれで正解などないでしょう。
 

でも、この勤労奉仕であなたが受け取ることは、

日本人に生まれた理由をあなたという存在の深いところで実感できる。
 

きっと、そんな経験になることは間違いありません。

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