なぜ縄文というキーワードに惹きつけられるのか?

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世の中って不思議だなぁって思います。

何となく、どことなく、流行りだすもの、興味、関心を引くものがあるからです。
 

そう感じたことってありませんか?
 

どのようなものが流行るにせよ、

「なぜ、自分はいまこれに関心があるんだろう?」

という理由について、自覚できるている人もいれば、そうでない人もいます。
 

仕掛け人がいて、大々的に宣伝をして流行らせたという場合もあるでしょうし、そうじゃない場合もありますよね。

「ん?なぜか分からないけれど、、、」

という何だかよく分からないものに動かされてしまうみたいな。
 
 

いま「縄文」というキーワードに注目が集まっています。

学校で習った、縄文時代、弥生時代の「縄文」についてです。
 

上野の東京国立博物館では、特別展「縄文ー1万年の美の鼓動」が開催されていますし、

渋谷では「縄文にハマる人々」という映画が上映されています。
 

一般的に見たらマニアック(?)なのかもしれませんが、

僕みたいに「ホツマツタヱ」という歴史書やヲシテ文字に関心を持っている人もいます。
 

で、映画「縄文にハマる人々」を観てきたんです、先日。
 

「どうだったんですか?」

という質問されるとしたら、
 

「面白くて、興味深い気づきがたくさんありました!」

とお伝えするでしょうね。
 

そう、かなり面白くて、興味深いです、この映画!
 

縄文土器や土偶って、

「なんとなくこんなものかな」

と思っている人っている人は、その感覚が変わるかもしれませんよ。
 

一体、僕はどんなことが面白くて、興味深い気づきがあったのでしょうか?

みなさんにシェアしたいと思います。

そもそも「縄文」とは?ちょっとおさらいしてみよう

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「旧石器時代の次に縄文時代がきて、その後に弥生時代がきて、、、」

小学校の授業で習いますが、そんなに関心をもった方っていないのではないでしょうか?
 

もしかしたら、

「私はとても関心がありました!」

という方もいるかもしれませんが。
 
 

学校で習う歴史の授業では、さまざまなことを学びます。

でも、縄文とか弥生時代のことは意外と印象に残っていないです。
 

縄文土器や土偶、竪穴式住居や貝塚といったところでしょうか。

僕はそれくらいの記憶しかありません。
 

「あっ、そんな感じなのね」

というくらいで。
 

そもそも縄文時代って?
 

ちょっと、おさらいしてみましょう。

縄文時代(じょうもんじだい)は、日本列島における時代区分の一つであり、世界史では中石器時代ないしは、新石器時代に相当する時代である。旧石器時代と縄文時代の違いは、土器と弓矢の発明、定住化と竪穴式住居の普及、貝塚の形成などが挙げられる。

始期と終期については多くの議論があるが、まず始期に関しては一般的に16,000±100年前と考えられている。終期は概ね約3,000年前 とされる(諸説あり)。

引用:縄文時代-Wikipedia

縄文時代は1万年以上続きました。

でも、大きな争いはなかったと言われています。
 

1万年といっても漠然とし過ぎていると思いますので、ちょっと比較してみましょう。

縄文時代の後の時代から見ていきますね。
 

弥生時代 紀元前9世紀~3世紀

古墳時代 3世紀中後半~7世紀

飛鳥時代 6世紀後半~8世紀初頭

奈良時代 8世紀初頭~末

平安時代 8世紀末~12世紀末

鎌倉時代 12世紀末~14世紀

南北朝時代 14世紀

室町時代 14世紀~16世紀 

戦国時代 15世紀後半~16世紀後半

江戸時代 17世紀~19世紀後半

明治時代 19世紀後半~20世紀前半

大正時代 1912年~1926年

昭和時代 1926年~1989年

平成時代 1989年~
 

現在が2018年ですので、これ全~部合わせたとしても2900年くらいしかありません。
 

「えっ!?」

と意外に思いませんでしたか?
 

そう、1万年ってかなり長いです。

そんな長い間、大きな争いがなかったのいうのですから驚きですよね。
 

学校の授業で習ったときは、何気なく見ていた縄文土器や土偶。

いま見ると、実に表現豊かで創造的、エネルギーに満ちあふれているのを感じます。
 

縄文の人たちは明らかに、現代に生きている僕たち、というか先ほど比較のために書いた過去の時代の人たちとは違う感覚で世界を捉えていたのでしょうね。
 
 

謎が多いという縄文時代。

最近では、「ホツマツタヱ」という歴史書に対する認識、興味、関心も徐々に高まっています。
 

僕はこのホツマに触れて、縄文という一般的なイメージがガラリと変わりました。

とは言え、ホツマは今でいう皇室のお話ですからね。

それに、一般的かというと今のところはそうでもありません。
 

この映画ではいっさい触れられていませんが、

縄文人の宇宙観というか、感覚や在り方を感じ取ることは十分できます。
 

最近は「縄文」と言えば、ホツマというくらい意識がそちら側にいっていた僕。
 

でも、この映画を通して、縄文土器と土偶の魅力に改めて触れたとき、

さらに「縄文」に魅せられている自分に気づきましたね。

「縄文にハマる人々」ってどんな映画なの?

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この「縄文にハマる人々」という映画は、監督の山岡信貴さんが、

5年間に渡り、日本全国100か所にも及ぶ取材や数千の土器土偶と向かい合ってきたことをもとに制作されています。
 

山岡監督ご自身も、もともと縄文に全く興味がなかったというのも面白いと言うか興味深いところですよね。
 

出演者は大学教授、考古学者はもちろん、アーティスト、グラフィックデザイナー、縄文造形家、プログラマー、弁護士など縄文に魅せられ、ハマっている方々。
 

縄文について、

「どんなところが凄いのか」

を独自の切り口で熱く語ってくれます。
 
 

縄文土器って、あの独特の装飾がすごいですよね。

「どんな意味があるんだろう?」

なんて思うのですが、現代的な普通の感覚では後付けの解釈しかできないような気がします。
 

縄文土器や土偶は、明らかに現代人とは違う感覚で作っているからです。
 

現代人がアートと称していろいろな創作をしますよね?
 

で、アートっていろいろな感覚や主旨で創作するのですが、当然、意味やテーマというものがあります。

縄文人も何かしらの意味やテーマをもって創っていたのでしょう。
 

でも、その「意味やテーマ」という概念自体が違うんですよね。

現代人は創るものを「作品」と言いますが、縄文人は命そのものを産み出していたような気がします。
 

「いや、作品は命そのものだよ!」

という方もいるでしょう。
 

でも、その命に宿るエネルギーの度合いが違うんですよね。
 

この感覚に近い芸術家が縄文に魅せられた一人、岡本太郎です。

かつて、日本に縄文の素晴らしさを再認識させたのも彼でしたね。
 

岡本太郎は集合意識にあるものを、そのまま形にする人。

混沌として捉えようのないもの、エネルギーという見えないものを形として見せてくれる人です。
 

集合意識は、意識の下にある潜在意識のさらに奥にあるもの。

太郎は、徹底して個を掘り下げて、掘り下げて、潜在意識の下にある集合意識にアクセスしていたのだと思います。

集合意識から湧き上がるようなものを、僕たちに見せてくれていました。
 

これと同じような感覚を、まさに縄文土器や土偶からは感じました。
 

湧き上がるようなものを、ただ純粋に形にしていく、命を産みだしていく。

評価や名声のためでも、お金のためでもない。

ただ、個を超えた集合意識から湧き上がるようなものを生み出していく。
 

「この純粋なパワー、純粋な創造ってすごい!」

って感じましたね。
 
 

縄文時代は1万年以上続いたのに、大きな争いは起こらなかった。

これは個という意識があまりなかったからではないでしょうか。
 

現代人だと、意識の下に潜在意識があって、その下に集合意識があるという図式となっています。

縄文人は、極端な話、これが逆になってたんじゃないかという大胆な想像までしてしまいました。
 

集合意識が上にあって、その下に潜在意識があって、意識があって、、、(笑)

それくらい人類共通の集合意識というところとしっかりとつながっていたのではと感じるからです。
 

だからこそ、現代的な感覚で、

「これになんの意味があるの?」

と縄文土器や土偶を解釈しようとすると、よく分からないということになります。
 

岡本太郎の作品からも同じようなことを感じますよね。
 
 

「理屈や理論より、縄文土器や土偶の映像、そして、縄文にハマる人々の熱い語り」

この映画の魅力はここにあります。
 

ただ、文章では伝えることに限界がありますので、興味がある方はぜひ劇場へ足を運んでみることをオススメします。
 

現在(7/27)上映しているのは東京の渋谷だけですが、

7/28(日)から全国いろいろな場所で順次公開していくようです。
 

詳しくはこちらの公式サイトにてご確認くださいね。

映画『縄文にハマる人々』公式サイト

P.S.この映画に出演されている古代史研究家の大谷幸市さんという方がいます。

数学や図形と言う観点から縄文人の生命誕生と宇宙創成を紐解いていて、縄文土器や土偶についての解釈も大変興味深いです。

かなり専門的でマニアックな書籍ですが、この映画と合わせて読むと面白いかもしれません。

そうそう、岡本太郎について書いた記事もありますよ。縄文に興味ある方はぜひこちらも。

『ヤマトと大和と岡本太郎』