30年振りに京都を訪れた理由は、神様の一声から?

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「伏見稲荷に行きなさい」

ある日の朝、神様に手を合わせていると、どこからともなく声が!?
 

声というより内側に語りかけられているような感じでしょうか。

命令調ではなく、柔らかな感じの声でした。
 

「えっ?幻聴かな?チョット疲れているのかも」

なんて一瞬思いつつも、その言葉が氣になって仕方ありませんでした。
 

「伏見稲荷は京都。すぐには行けないよなぁ」

どうしようか迷っていたのですが、数日後、日を分けて「お稲荷さん」「ウカノミタマ」というキーワードで氣になる情報が。。。

それ以外にも、段々と京都へ行く方向へと導かれているような感じで。
 

「よく分からんけど取りあえず行ってみよう!」

そう決めたのが21日の夜のこと。
 

取りあえず行きの夜行バスだけは予約しようと検索。

すると、1日だけ通常の値段よりも割引されている日がありました。

それが8月29日です。
 

「強行だけど、スケジュール的にも行くなら、その日しかないなぁ」

なんか分からないけど、お膳立てされているみたいと思わず苦笑。
 

そんな経緯で急遽決まった京都への旅ですが、訪れるのは実に30年振り。

一日だけの滞在でしたが、かなり濃密な旅となりました。

一体、私はどんなことを京都で経験してきたのでしょうか。

出発の日は噂の縄文展へ

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29日はヲシテ同好会のみんなと縄文展へ。
 

生で見る縄文土器や土偶はヤバイくらいのエネルギーを放っていました。
 

特にガラスケースに入っていない12個の火焔型土器。

バンバンくるエネルギーに圧倒されて、しばらくその場から動けませんでした。
 

発掘された縄文遺跡約9万の内、国宝はたったの6つ。

それが全部揃うのは今回が初めて。
 

どれも魅力的でしたが、私は「合掌土偶」がとても印象的でしたね。
 

この土偶、体育坐りのような座り方で座り、両手を合わせています。

祈るというのは、人間の根源的な行為ですよね。

太古の人たちの祈る様子を垣間見ているようで、とても印象的でした。
 

でも、これ出産の姿を表しているという説もあるみたいです。

出産も新たな命が生まれるという神聖なもの。
 

「祈る」

「新たな命の誕生」

どちらにせよ、この像から感じる神聖なエネルギーは変わらないと私は感じました。

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さて、いよいよ京都へ

夕方まで同好会の人たちと一緒にいて、そのままバス乗り場がある東京駅へ。

出発の23時までは6時間くらいありましたが、前日あまり寝てなくて、とにかく眠い。

バスの休憩所で、仕事をしたり、少し眠ったり。
 

疲れてはいたものの、夜行バスの中では、ほとんど眠れず。。。
 

30日の朝7時頃、京都駅へ到着。
 

朝から快晴です。

眠気眼(ねむけまなこ)に朝日がまぶし過ぎる(笑)

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前日から汗をかいたままなのもあり、京都タワーの地下にある大浴場へ。

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広々とした浴槽に少し長めにつかりリフレッシュ。

風呂上がりに休憩しながら、ほとんど切れかけていたスマホも充電できました(※30分100円で充電できます)。

満タンにはならなかったけど、とにかく出発しようと駅へ向かいます。
 

何か食べようかなと地下街へ行くと「よりみちスクエア」という場所がありました。

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ベンチにコンセントが付いていて無料で充電でき、Wifiも使えるという有名スポットらしいです。

「ご飯を食べるか、スマホの充電を満タンにするか」

結局、スマホの充電を選び、何も食べないまま伏見稲荷へ。

伏見稲荷大社に到着!

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伏見稲荷大社は初めてです。
 

というか、京都自体が30年振り(笑)

意外に思われるかもしれませんが、修学旅行以来という「超」が付くくらい久しぶりなのです。
 

稲荷駅を降りると、すぐ目の前が伏見稲荷大社です。

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とにかく外国人が多い!

入り口に「外国人観光客No.1」の看板が。
 

伏見稲荷大社は全国3万社あるといわれているお稲荷さんの総本宮。
 

御祭神は、

(下社)宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)

(中社)佐田彦大神(さたひこのおおかみ)

(上社)大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)

(下社摂社)田中大神(たなかのおおかみ)

(中社摂社)四大神(しのおおかみ)
 

お稲荷さんって赤い鳥居にキツネが印象的ですよね。

昔から神社の中でも、ちょっとここは違うなと思っていたけれど、それもそのはず。
 

稲荷神社は、もともと渡来系の秦氏が信仰していた神社。

だから、稲荷神はもともと日本の神様ではなかったということですね。
 

現在、お稲荷さんとして祀られている宇迦之御魂(ウカノミタマ)は五穀豊穣の神として後に同一視された神様です。

ちなみに稲荷のイナリとはイネナリ・イネニナルのつづまったものです。古来より稲は、人間生活の根源として大切にされてきたもの。「稲荷(イナリ)」は、それを象徴するような言葉だったのですね。

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鳥居をくぐり、手水舎へ。

手と口をゆすぎ、身に付けていた勾玉やトルマリンのブレスレットも一緒に清めます。

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本殿で手を合わせると、突然、右側から演奏が始まり、祝詞が奏上されます。

心地よい風がふっと吹き、歓迎されているかのようです。
 

実は私の方からも伏見稲荷大社にいらっしゃる神様にお伝えたいことがありました。

お願いごとでも、私個人に関することでもありません。
 

それを心の中で伝えると、またふっと風が吹きます。

まるで、その言葉に反応するかのように。
 
 

今回の旅は、ここ伏見稲荷大社がメイン。

当然、稲荷山を登ります。

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千本鳥居をくぐり、奥社、熊鷹社、三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、要所を全て回りました。

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さすがに全ては無理でしたが、鳥居を見かけると意識して手を合わせるようにしました。
 

不思議だったのは、手を合わせると必ずふっと風が吹き、メッセージを伝えると、またふっと風が吹いたことです。風の吹き方や強弱は違いますが、どの鳥居でも、全て同じ反応が返ってくるのです。
 
 

外国人観光客は、鳥居の中でこぞって写真撮影を思い思いに樂しんでいます。

日本人もいたのでしょうが、聞こえるのは外国語ばかり。
 

私はというと、周囲の喧騒をよそに、ひたすら稲荷山の階段を上り続けていました。
 

それにしても暑い。。。

前日の夜からほとんど寝てないし、食べてもいない。。。

喉もカラカラ。。。
 

それでもひたすら稲荷山の階段を上り続けます。

確かに肉体は疲れ、お腹も減って、喉も渇いていたのでしょう。
 

それでも、意識は内へ、内へと向かいます。

ひたすら上り、氣になった鳥居には手を合わせ、メッセージを伝える。

それを繰り返していました。
 
 

さすがに疲れたのか、頂上へ近づくころは足が止まることもしばしば。
 

それでも動ける、動こうとするのはご神氣のお蔭だったかもしれません。

足の裏からはビンビンとご神氣が伝わってくるのをずっと感じていたからです。
 

「昨日の縄文展を見ているときも同じような感覚だったなあ」

時折そんなことを思いだしながら歩いていました。
 

やっとの思いで頂上へ!

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でも、

「えっ?ここが頂上?」

と思ってしまうほどイメージしていたのとは違っていました(笑)
 

まあ、それでもよく頑張りましたと自分に言い聞かせ、手を合わせたら、すぐに下山です。
 

伏見稲荷がメインですが、せっかくの京都。

できれば別のところも回りたいですからね。

十種神宝に縁がある伏見神宝神社へ

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本殿のところまで戻ってきたときに思い出したのが、伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)です。
 

伏見稲荷の管轄外ですが、奥社参拝所を過ぎた鳥居のトンネルから分かれたところから行くことができます。

一瞬どうしようかと迷いましたが、ここまできたら、やはり行っておきたいと、また登り始めました。

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伏見神宝の「神宝」とは十種神宝(とくさのかんだから)のことです。

十種神宝(とくさのかんだから)は、ニギハヤヒが天降りる際に、天神御祖(あまつかみみおや)から授けられたとされるもの。

ニギハヤヒは、別名、櫛玉命(くしたまのみこと)天照国照彦火明櫛玉饒速日命(あまてる くにてるひこ あまのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)、物部氏の祖神とも言われています。
 

「先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)」という書物では、天火明命(アメノホアカリ)と同一の神であるとされています。

天火明命(アメノホノアカリ)はニニギのお兄さん。

ということは、ニギハヤヒは、ニニギのお兄さんということになりますが、そのあたりの真偽は定かではないみたいですね。

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伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)の祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、稲荷大神(いなりおおかみ)です。
 

ニギハヤヒの別名に、天照国照彦火明櫛玉饒速日命(あまてる くにてるひこ あまのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)という長~い名前があります。

このことから「アマテラスはニギハヤヒなのでは?」と考えている方もいるそうです。
 

いろいろなお話、見解があって興味深いですが、やはり神社にきたら感じたいのがその場のエネルギー。
 

伏見稲荷がたくさんの観光客で賑わうのとは対照的に、こちらはほとんど人がいません。

静かで穏やかなエネルギーに包まれているのがとても心地良くて。
 

拝殿前には狛犬ならぬ天龍と地龍の像があります。

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手を合わせ、しばらく拝殿の前に立ち尽くしていました。

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また、この辺りはかぐや姫ゆかりの地でもあるらしく、かぐや姫を祀った石像や絵馬などもあります。

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龍頭社

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かぐや姫の絵馬

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大伴家持像

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ひたすら歩き続けた伏見稲荷大社とは対照的に、この伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)では、じっくりと、ゆっくりと心地よい御神氣を感じていました。
 

と我に返り、時計を見ると、すでに2時を回っています。

御朱印をもらい、急いで本殿がある入り口まで戻りました。

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伏見神宝神社の御朱印

※御朱印張を忘れてしまったので紙で頂きました。

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伏見稲荷大社の御朱印
 

「やっと終わった!」

と思った途端、ドッと疲労感や空腹感を感じ、とにかくまず水分を取らなければと目の前のコンビニに駆け込みます。食べてる時間がもったいないと、食べ物は買わず、炭酸水を買って飲みました。

「あ~うまい。。。」

渇き切った身体に水分と炭酸の刺激が心地よく伝わってくるのが分かります。

炭酸水にしたのは少しでもお腹が膨れるかなと思ったからです。

そうだ、下鴨神社へ行こう。

時計を見ると3時前。
 

「あと、どこを回ろうかな」
 

伏見稲荷以外はノープラン。
 

東寺が近いと言っていたけれど、あまり氣のりしない。

と、ふと浮かんだのが、下鴨神社です。
 

正式名は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)

御祭神は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。
 

今年の1月に長野の玉依比賣命神社(たまよりひめのみことじんじゃ)へ参拝のご縁をもらったこともあったからなのか。ふと浮かんだのです。
 

「よし!下鴨神社へ行こう!」

一旦、京都駅へ戻り、観光案内所へ。
 

京都御所が途中にあって、下鴨神社は歩いてもいけると聞いたので、京都御所によってから下鴨神社へ行くことに。

(※京都御所は別記事で書いてありますので省略しますね。)
 

京都御所の出口で受け付けの人に聞いたら、歩いて20分~30分かかるとのこと。

スマホを見ると4時15分。

参拝時間は5時まで。

「迷ったらアウト」
 

いつもみたいに迷い人をしていたら間に合わない(笑)

そう思いグーグルマップを開くも、スマホの充電が切れかけてる。。。
 

少し早足で目的地を目指しました。

しかし、もう少しかなと思ったときにスマホが真っ暗に。。。
 

時計がないから時間も分からない。

いざというときのために携帯用の充電器をもってはいたけれど、出したり、繋いだりする時間ももったいない。
 

仕方ないので、自転車で走っている近所のおばさまに道を尋ねます。
 

なんとか無事に到着することができました。

でも、参拝時間があと僅かなはず。
 

足早に境内へ。

まず、摂社である河合神社に、そして、下鴨神社へ参拝しました。

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時間がなくて、ゆっくり感じている暇もなかったのですが、なんと下鴨神社でライトアップがこれからあるらしいことが分かります。
 

「どうしよう?」

と迷っていましたが、そう言えば、何も食べていないし、さっき炭酸水を飲んだだけで水分も足りてないみたい。ちょっとフラフラしてるし。。。
 

ライトアップの受付をしているお兄さんに聞くと、近くにローソンがあるらしい。

でも、教わった通りに向かうも、なかなかたどり着かない(笑)
 

何人かに道を聞きながら、やっとローソンの青い看板が見えてきました。
 

でも、なんかすごい行列が出来ています。

「行列ができるコンビニ!?」

と思って近づいてみると、ライトアップのチケットをここで販売しているとのこと。
 

取りあえず、ちょっと塩分が入っている飲み物(名前忘れました 笑)を買って、飲みました。
 

「これからどうしようかな」

と考えていましたが、
 

「予定がない下鴨神社へきて、ライトアップがやっている」

「しかも、コンビニへきたらそのチケットが売っている」

これって、ライトアップ見てから帰りなさいということだよね。
 

そう思い、ローソンでパンを買って食べました(京都で食べたのはこのパンのみ 笑)。
 

帰りの夜行バスを予約しようと思ってサイトを開くもなかなかつながらない。。。

しかも、どんどん予約が埋まっているみたい。

少し焦りましたが、なんとか予約が出来てホッとしました。
 

チケットも無事に買えたところで、缶ビールを1本呑みました。

「あ~うまい!」

朝からせわしなく歩き回ったのもあったからか、ことさらビールが上手く感じます。
 

少しほろ酔いで、下鴨神社へ戻り、ライトアップを満喫。


 


 


 

大満足で京都駅へ戻り、夜行バスで東京へ戻る帰路につきました。

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大いなる流れの中で

「伏見稲荷へ行きなさい」から始まった今回の京都の旅。

伏見稲荷はもちろん、短い時間ながらも、伏見神宝神社、京都御所、下鴨神社、河合神社へも行くことができました。私なりに意義深い旅だったことは確かです。
 

でも、

「結局なんのために行ったの?」

という明確な答えは分かりません。
 

最近つくづく思うのは、人間視点の見方はちっぽけで狭いものだということです。
 

神様の視点では、もっと大きな流れで、物事を捉え、人間にサインやメッセージを送ってくれているからです。

この世界がよりよくなるような流れを作るために。
 

だから、

「今、目の前の自分ができることをとにかくやる」

「直感に従って身体を使って行動する」

シンプルですが、これが大切だと思っています。
 

いま目の前で起こっていることが、この先、どのようにつながっていくのかは分からないです。

それは、後のお樂しみということですね。

作品3

神社へ行くことはひとつの目的であって、大切なのは自分が毎日どのように過ごすのかだと思います。

「いまここ」というかけがえのない一瞬をどのように感じ、どのように過ごすのか。
 
 

「自分自神」

誰もが内に神様を宿した存在です。
 

だとすれば、この世界で行なわれている仕事や活動はすべて御神事になるのではないでしょうか。
 

神様に対する解釈も人それぞれですが、少なくとも日本では、崇め奉るだけの存在ではないと思います。
 

「神は人の敬により威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ」

という言葉もありますが、この言葉からは「神様と人(神様)がこの世界を、共存共栄でよりよい世界にしていく」ということを感じます。
 
 

神社には、御祭神である神様の御神徳やご利益が掲げられていますよね。

もちろん言い伝えに則ったものなのでしょうが、人が神様の御神徳やご利益というものにすがり過ぎると、

「神様自身も戸惑い、本来のお役目を忘れてしまうのかもしれない」

そんなことも思います。
 
 

「神様の御用人」という小説には、ご自身のお役目を忘れてしまった神様が登場しますが、まさにという感じです。

フィクションだろうが、ノンフィクションだろうが関係ありません。この世界で生みだされるものは人類共通の集合意識から生み出されたものだからです。
 

この世界にこびりついた思い込みを、玉ねぎの皮みたいに、どんどん剥がしていった先には、きっと全く別の世界があるのでしょう。
 
 

「自分自神へ立ち返るとき」

シンプルだけど、簡単ではないこの課題にもっと真摯に取り組まなければと思いながら、今回の旅を終えました。

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最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 

尚、京都御所に関する記事はこちらをどうぞ。

『京都御所へ行ってきました』