様々な見方、解釈、諸説がある「天照大御神」

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【(前回記事)訪れる旅に深みを増す伊勢の旅ー3(猿田彦神社編)の続きです。】
 

「伊勢と言えば、天照大御神」

というくらい、多くの人が知っていることだと思いますが、

(「伊勢と言えば、おかげ横丁です!」という方もいるでしょうが 笑)

天照大御神に関しては、本当に多くの見方、解釈、諸説があるのをご存知ですか?
 

・天照大御神は卑弥呼

・天照大御神は男性神

・天照大御神は邇芸速日命(ニギハヤヒノミコト)

・天照大御神は太陽を神格化した存在
 

などなど。

書物や解釈によって本当に様々な表現をされているんですよね。
 

でも、これを理解するには、

「日本人にとって神様とは?」

という定義をしっかりと捉える必要があります。
 

定義なんて言葉を使うと、ちょっと難しそう(大げさ)に聞こえますが、

このへんが意外と曖昧というか、大らかで、

日本人ほど神様に大らかな民族はいないのかなとも思いますね。

あなたにとっての神様って、どんな存在?

生まれたらお宮参り(神社)、死んだら葬式(仏教)、

クリスマスを祝い(キリスト教)、ハロウィンで仮装する(古代ケルトの祭り)。

で、なおかつ「無宗教です」と言う人が結構いたりして(笑)
 

まあ、この無宗教というのは、

「熱心に(特別に)信仰している宗教(教え)がない」

というニュアンスを含んでいるのではないかなと。
 

取りあえず「宗教」という枠は置いといたとしても、

日本人の思想の根底にあるのが「神道(神社)」です。
 

神道は他の宗教のように経典や教義がないので、宗教ではないという方もいます。

「神社にはよく行くけど、神道を信仰している」

とは言わないですよね、たぶん(僕はこう言っている人を聞いたことがありません 笑 )。
 

日本人は、森羅万象の全てに神が宿っていると考えます。

その神様も、

・太陽や風、水、土、火などの自然現象(エネルギー)を神格化(擬人化)した存在

・神話に登場する神様

・歴史上の人物(人間)

など解釈も様々です。

いろいろある神様の解釈、あなたはどれがピンとくる?

例えば、

天照大御神は太陽神なので、

太陽を神格化(擬人化)した存在とみなす人もいます。
 

また、「神話に描かれていることは神界(神様の世界)で起こったこと」と捉える人もいます。

神話というだけに人智を超える荒唐無稽(不思議)なお話がたくさん出でくるので、

“人智を超える話→これって人間の話(歴史、史実)じゃないよね。”

というロジック(論理)です。
 

また、「実際に起きた出来事を神様の物語に置き換えている(歴史上の人物(天皇)→神様)」という解釈もあります。
 

先ほどの、

“人智を超える話→これって人間の話(歴史、史実)じゃないよね。”

というロジック(論理)は、ちょっと乱暴な言い方をすると、

「そういうことにしておこう(そうするしかないんじゃない?)」

みたいな側面もあります(笑)
 

でも、

「実際に起きた出来事を神様の物語に置き換えている(歴史上の人物→神様)」

という解釈は、もっと論理的に捉えてみようというロジック(論理)ですね。
 
 

で、上記に挙げた3つ

・太陽や風、水、土、火などの自然現象(エネルギー)を神格化(擬人化)した存在

・神話に登場する神様

・歴史上の人物(人間)

と違った見方(解釈)をしているのが、「ホツマツタヱ」という書物です。
 

どう違うのかと言うと、

・神様が実在した人間(ご先祖様)として記されている

からです。
 

古事記、日本書紀には、神話というだけに不思議なエピソードがたくさんありますが、

ホツマツタヱは人間としての躍動感あるエピソードして書かれている、という点が大きく違います。
 

「えっ、神様が実在した人間?」

と驚いた人もいるかもしれませんが、

僕も初めて知ったときは驚きました(笑)
 

で、このホツマツタヱが興味深いのは、それだけじゃないんです。

天照大御神は女神(女性神)というのが一般的ですよね?
 

ホツマツタヱでは、男性として記されていて、

お后が13人もいるのです。
 

「えっ!?」

と思った方もいるでしょうが、

さらに、その13人のお后の一人が、

瀬織津姫(セオリツヒメ)なのです。
 

「えっ、なにそれ!?もしかしてトンデモ本ですか?」

と思った方もいるかもしれませんが、
 

・神道では男性が陽(太陽)で、女性は陰(月)→天照大神は男神

・平安時代の『寛治四年十一月四日伊勢奉幣使記』で伊勢神宮に奉納する天照大神の装束がほとんど男性用だったと記されている

・京都祇園祭の御神体(伊弉諾命・手力男命・天照大神)は全て男性の姿
 

などなど、意外と「天照大神が男性だったのでは?」という片鱗っていろいろあるんですよね。
 
 

一体、何が真実なのか?

という問いは多くの人が持つとは思いますが、
 

ぶっちゃけ、その時代(神話の時代を想定すると縄文や弥生時代)のことは、

その時代に行ってみないとわかりません。
 

でも、いろいろな視点を持つことで(許容することで)、視野が広がり、

視座が上がり、真実に近づくことができるのではないかなと。
 

もっと言うと、何が正しい、間違いというより、

神話や歴史から、

・何が学べるのか?

・これからの人生や世の中に対して、どのように活かせるのか?

ということの方が大切かなと思います。

「天照大御神が祀られている」内宮を参拝

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猿田彦神社の参拝を終え、徒歩で内宮へ向かいました。
 

外宮を前にしたときもそうでしたが、

ここ内宮でも不思議な懐かしさを感じます。
 

五十鈴川に掛かる宇治橋へ。

ここは日常の世界から神聖な世界への境目です。
 

少しずつ神聖な世界へと足を踏み入れて行き、

内宮の御神気に溶け込むように心身を委ねていきます。
 

穏やかな心持ちになり、静寂に包まれていく。

身体の奥底(魂)が喜んでいるのがわかります。
 

境内の御神気に呼応するかのように、

無言のエネルギー交流をしているかのようです。
 

天照大御神が祀られている正宮へ向かいます。

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ここは、伊勢神宮の中でも一番好きな場所です。

理由はよくわからないのですが、とても居心地よくて。

時間があるときは参拝した後も、しばらくここでボーっと立ち尽くしています。
 

静かに手を合わせ、また参拝の御縁をいただけたことへの感謝を伝えました。
 

この正宮の前に立つと、全てを包み込むようなご神気に

ただ身を委ねるような感覚になります。

全てを肯定され、やるべきことをただやればいいと思えるようになるのです。
 

次に参拝したのは荒祭宮(あらまつりのみや)です。

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御祭神は天照大御神の荒御魂。

内宮に所属する別宮の中で一番大きいところ。
 

次に参拝したのは別宮の風日祈宮(かざひのみや)です。

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御祭神は、級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)。

この神様は外宮の別宮にも祀られていましたね。

農作物に大きな影響を与える風雨を司る神様だからなのでしょう。
 
 

ふり返ってみると、伊勢神宮へ来るタイミングは、

計画的というより急遽決まることが多いですね。

きっと神様から呼ばれるタイミングがあるのでしょう。
 

これは伊勢神宮に限らず、遠方の神社は呼ばれるように行くことがほとんど。

実際に足を運び、その場を体感することで知識も深く入ってきて、

情報(知識)の密度がグッと増すんですよね。
 

知識は必ずしも必要ではありませんが、

僕自身は知性と感性のバランスを大切にしています。
 

在り方は人それぞれ。

必ずしも言葉で理解する必要はなく、人それぞれの在り方で伊勢神宮を感じて、

自分自身の人生に生かしていけばいいのですから。

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最後に五十鈴川へ行き、いつも身につけている勾玉オルゴナイトやトルマリンのブレスレッドを清めさせて頂きました。

最後はやはりおかげ横丁へ

内宮の御神氣をたっぷりと頂いたあとは、おかげ横丁でランチです。
 

外宮の参拝後も初の「伊勢せきや」で「御饌の朝粥」を頂き大満足でしたが、

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ここ内宮の参拝後も初の「てこね寿し」を堪能させていただきました。

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「てこね寿し」は、昔、鰹漁に出た漁師さんが船の上で食べていたものがもとになっていて、醤油漬けにした鰹と酢飯を混ぜ合わせたものです。

いやあ、美味しかったですねぇ。

肉厚の新鮮な鰹に沁み込んだ醤油ダレと酢飯が抜群の相性で。

こうして書いているだけで、あのときの食感、味覚が鮮やかに蘇ってくるようです。
 

また食べたいなぁ。

お昼から日本酒を頂き、最高に贅沢なランチとなりました。
 

お腹がいっぱいだったのですが、夏季限定の赤福氷がどうしても食べたくて。

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昼時でかなり気温も上がっていたので、

キンキンに冷えた赤福氷が熱を帯びた身体をスーッと下げてくれます。

こちらも本当に美味しかったです。
 

なんという贅沢なランチなのでしょう。

旅と言えば、神社などの観光がメインで食べ物にはあまり気を使わないのですが、今回はなぜか違います(笑)

観光と食べ物の両方を満喫する旅となりました。

もちろん食べて終わりじゃないですよ(笑)
 

少し休憩した後、伊勢神宮の外にある別宮へと向かいました。

この日の参拝はまだまだ続きます。

訪れる度に深みを増す伊勢の旅ー5(月読宮・月夜見宮編)
 

P.S.この記事で少し触れたホツマツタヱの

「天照大御神が男性で13人のお后がいた」ということについて、

ホツマツタヱ研究家のいと きょう先生がお話をされている動画があります。
 

約16分くらいでご視聴できますので、ご興味ある方はぜひ!