『手打そば くりはら』マコモ植え替えお手伝い
古民家風のアットホームなお蕎麦屋さん『手打そば くりはら』のマコモ植え替え作業
神奈川県秦野市渋沢にある「手打そば くりはら」は、のどかな風景に溶け込むようなところにある古民家風のお店。
店内には、骨董品がたくさん置かれていて、アットホームでホッとする雰囲気を醸し出しています。
もちろん、お店の雰囲気だけではなく、お蕎麦や天ぷらなどのお料理も絶品。
居心地のよさと美味しいお料理に、つい長居をしたくなってしまうお店です。
実は、ここ「手打そば くりはら」は皇居勤労奉仕でご縁が繋がった栗原朋子さんがご主人と営むお店。
昨年(2018年)の2月に、勤労奉仕の同窓会で使わせて頂いたことがあります。
4月14日の月曜日、「手打そば くりはら」のマコモの植え替え作業があるということで、
お手伝いとして再び訪れることになりました。
東京生まれ、東京育ちの僕 。
オシャレなシティー・ボーイなんて思ってもいませんが(笑)、
住んでいる環境上、圧倒的に少ないのが自然や土に触れる時間。
興味があれば住んでいる環境に関係なく、自然が多いところへ出かけ、農業体験などをする方もいるでしょう。
自慢ではありませんが、畑などで土に触れる経験は今まで一切なしの僕。
興味がなかったんです、ここ最近まで。
でも、昨年くらいから、なんとなく(すごく興味があるというほどではないのですが)、
体験してみたいという気持ちが自分の中で起こるようになりました。
と思っていたところに、飛び込んできたのが今回のマコモ植え替え作業のお話です。
思わず、勢いで参加希望をしたものの、
正直、マコモのこともよく分かっていません。
ですが、「思わず、勢いで」というピンとくる直感こそ大切にしたいもの。
というわけで、体験してきました、マコモの植え替え作業。
さてさて、どうなったのでしょうか。
とにかく体験、マコモの植え替え作業
9時前にお店に集合して、着替えを済ませマコモ畑に向かいます。
「くりはら」の御主人、栗原さんに作業のやり方を説明していただいたら、
さっそく作業開始です。
畑に入ると、長靴が泥にめり込んでいきます。
所々、深くめり込んで、足が中々抜けなかったり。
「いま、思いっきりグラウンディングしてるな~」
なんて冗談ぽく思うと、一人で可笑しくなってしまいます。
こんな些細なことも、土に触れない僕にとってはとても新鮮です。
さてさて、さっそく、マコモがある場所へ行き、
まずマコモの周辺にスコップを入れていきます。
かなり根が張っているので、何回かスコップを入れて掘り起こしていきます。
なかなか根が切れないときは、カマを使ったりしながら。
ある程度、掘り起こした後は、それをある程度の大きさにカマで分割します。
普段、なかなか前かがみの姿勢になることがないので、
途中、腰を伸ばしたりしながら、この作業を続けました。
差し入れしてくださったお茶やお菓子を頂き、時折、休憩。
作業をしながら、樂しい会話も弾みます。
皇居勤労奉仕で一緒だったゆっきー(千葉由紀子さん)とあっきー(桃崎哲さん)と私は、
ずっと一緒に作業をしていましたが、話が尽きることがありません。
「これは食べられる」
「これは食べられない」
など、きこりん(木こりのことです 笑)あっきー(桃崎哲さん)は、
普段山で仕事をしているので、いろいろと詳しいです。
ほとんど、何も知らない私は、自然に触れるのが日常となっている人はすごいなあと思ってしまいます。
絶品そばと天ぷらの昼食
13時頃になると、お昼を食べるために一旦、お店に戻ります。
写真は一部ですが、絶品のお蕎麦と天ぷらを頂きました。
食レポがあまり得意ではないので、気の効いた表現があまりできませんが、
とにかくどれも本当に美味しかったです。
その後、参加者全員で簡単な自己紹介をした後、作業再開。
畑に戻ります。
同じ作業を続けた後、別の畑へ移動して植え替え作業です。
先程の適度な大きさに分割したマコモを、
栗原さんが1mくらいの感覚で畑に置いていきます。
その置いた所に、穴を掘り、マコモを植えていくという作業です。
スコップで穴を掘り、植えていくだけなので、
先ほどの掘り起こして分割するという作業に比べると簡単です。
とは言え、たくさんあるので、穴を掘っては、
マコモを植えるということをひたすら繰り返しました。
「終わりにしましょう」
しばらくすると、作業終了の声がかかります。
作業終了時間の16時。
あっという間でした。
1日と言っても、6時間弱とそれほど長くはありませんでしたが、
お天気もよく、太陽のエネルギー、土のエネルギーを全身で感じながら過ごした時間はとても有意義で樂しい時間となりました。
この後、一旦最初の畑に戻ります。
希望者はマコモの苗を頂けるということで、
先ほど各自で袋やバケツに入れておいた苗を取りに行くためです。
と、ここで、あっきー(桃崎哲さん)がセリを探し始めます。
今晩のおかずにするのだそうです。
「とったぞー!」
という感じでしょうか(笑)
ちなみに、こちらがそのセリを使ったお夕食だそうです。
あっきーは料理も得意なんですよね。
いつか手料理を食べてみたいです。
お店に戻り、着替えます。
最後に、朋子さんともうじき3ヵ月になるという息子の洸斗(ひろと)くんと一緒に写真を撮りました。
別れ際、洸斗(ひろと)くんと握手(私の人差し指を洸斗くんが握る形で)していると、
じーっと僕の顔を見ています。
「意識はカラダの周囲を覆い、どこまでも雄大に広がっている」
僕は、青春18切符の旅で体感したときのことを思い出して、
自分のカラダの周囲に意識を向け、同じように洸斗(ひろと)くんのカラダの周囲に意識を向けてみました。
洸斗(ひろと)くんの目は見つめたままですが、意識はカラダの周囲に置いています。
じーっと洸斗(ひろと)くんの顔を見ていると、
何かを伝えようとしているのではないかと感じました。
思考ではないところに語りかけているような感覚がしていました。
すると、先ほどまで、可愛いらしい赤ちゃんと思っていた洸斗(ひろと)くんの顔(印象、雰囲気)が、
段々と威厳をもったマスター(指導者)のように感じられてきます。
時折、少し眉間にしわを寄せるような顔をすると、
「しっかりしなよ!」
とでも言われているかのように(笑)
何歳までとか、割合は分かりませんが、今の子どもたちや、これから生まれる子は、
新たに生まれ変わる地球に適応できる精神性の高さを持って生まれてくるというお話があります。
古い概念に縛られている僕たちは、まだまだ適応するための努力が必要ですが(すでにOKの人もいるでしょうが)、
彼ら、彼女らは、そのままで大丈夫な存在なのかもしれません。
もちろん、これは僕たち大人の精神性が低いというより、
それだけ深く眠ってしまっているというだけなのですが。
洸斗(ひろと)先生、これからもご指導よろしくお願いいたします!(笑)
敬意を表して、ヲシテ文字、龍体文字、漢字でお名前を書かせていただきました。
P.S.マコモについての知識がほとんどない僕は、
こちらの本でマコモがホーリー・プラント(聖なる植物)だということを初めて知りました。
マコモの植え替え作業も経験させてもらったし、今度はこの本を読んでマコモについて勉強します。
体験した後の方が、いろいろと入ってきますよね。
栗原さん、朋子さん、ご一緒に作業をした皆さま、貴重な機会とご縁をありがとうございます。
神奈川県秦野市渋沢にある古民家風のアットホームなお蕎麦屋さん「手打そば くりはら」、本当にオススメです!
お近くにいらした方はぜひ足を運んでみてくださいね。